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ようやく田畑政治がつながった『いだてん』16話

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大河ドラマ『いだてん』。

「三宅弘城さんに代わった足袋の播磨屋はいつ出るのよ!」

と思っていたら、16話に出てきた。

 

前の記事はこちら

 

「播磨屋は重要な役どころ」っていうから、どういうことだろうと思っていたら、四三(中村勘九郎)が大学卒業した後の下宿先になるからだったのね……。

なるほど。

 

しかし、私が16話でもっと驚いたのは、三宅さんに交代したことよりも、15話の孝蔵(森山未來)パートで出てきた静岡の小僧「まーちゃん」の存在。

 

前回はストーリーに深く関わることなんてなかったので、自分の「フラ」におごってなかなか芸を自分のものにしない孝蔵を鼓舞させるために嫌味を吐く要員として登場しただけだと思ってた。

 

でも、この「まーちゃん」こそ、もうひとりの主人公・田畑政治だった!

 

えー!

こんなしれっと登場させるの。

そして、孝蔵とは関わりはあったわけね。

若手時代の孝蔵に嫌味を言うくらいだから、のちに古今亭志ん生(ビートたけし)になってからも、タクシーのラジオから聞こえてきた志ん生の「富久」に「志ん生のはこんなうまくねえよな」と文句言うわけだ(6話参照)。

納得。

 

しかし、よく考えると1話で東龍太郎(松重豊)が田畑政治のことを「まーちゃん」と呼んでいたから、ちゃんと考えながら観てれば15話で「まーちゃん」が出たときに、まーちゃん=田畑政治だと勘付くはずなのに、わからなかった……というのが個人的な後悔。

 

さてこのまーちゃんが孝蔵パートにまだ出続けるのか、それとも四三パートで接点が出てくるのか、それともこのまま東京五輪招致の話で再登場するだけなのか。

今後が楽しみ。