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今この瞬間の幸せが大切ということを教えてくれた『ひよっこ2』

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『ひよっこ2』最終話。

 

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全4話を通じて持ち上がった、鈴子さん(宮本信子)の元気がない問題、ちよ子(宮原和)の進学問題、時子(佐久間由衣)のスキャンダル問題。

 

ぶっちゃけ、みね子(有村架純)の人生を左右するような大きな出来事に発展しそうな問題ではない。けど、この手の話にありがちな「主人公が持ち前の明るさを活用して!」というわけでなく、ガツガツ説教するわけでもなく、ただみね子がそっと問題を抱える人物に寄り添ったり、何か違和感があることを素直に伝えることで、解決していった印象。

 

そして、最後にみね子が言った「幸せすぎて怖い」という言葉。

 

つい幸せなことがあるとその分不幸なことが襲ってきそうで怖いと思ってしまう。実際みね子もそう思ったから、言ってしまったんだと思うけど、『ひよっこ2』を観た限りでは、「幸せすぎると不幸が襲ってくる」感じではなかった。

 

むしろ、みね子のように日々の幸せを噛み締めていればいるほど、まわりの問題も解決してしまうし、不幸は寄ってこないんじゃないかなとさえ思えたドラマ。

 

出典を忘れてしまって恐縮なのだけど、「自分が『今』幸せであれば、今後も幸せを感じるタイミングが多くなる可能性が高い」といった趣旨の記事を読んで、『ひよっこ2』のみね子こそ、それを体現していたと感じた。

 

まだ若いみね子は、これから予想だにしない出来事にあい、葛藤するときもくるだろう。けど、とにかくこのドラマのときに感じていた幸福感を忘れなければ、ひょいっと乗り越えられるような気がする。

 

ついつい、いつの日かの幸せのために「今日はボーッと生きていてもいいや」、「今日は苦しくてもいいや」を繰り返して、いつまで経っても幸せを感じる瞬間が少ない私……。

今回ドラマを観て、みね子を見習って、今、この瞬間が幸せっていう思える回数を多くしようと思った次第。

 

しかし、みね子が子供を持ったときのストーリーも観てみたいよね。

『ひよっこ3』やらないかしら?