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『最後から二番目の恋』のように見えてきた『ひよっこ2』3話

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『ひよっこ2』3話。

 

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愛子さん(和久井映見)が商店街のくじ引きでで熱海ペアチケットを当てたことがきっかけで、省吾(佐々木蔵之介)、鈴子さん(宮本信子)、由香(島崎遥香)一家が家族旅行へ行くため、「すずふり亭」がお休みに。

その間を利用して、奥茨城に帰るみね子(有村架純)とヒデ(磯村勇斗)夫妻。

 

実家に戻るとプチ事件。

みね子と違い、頭もよくしっかり者のちよ子(宮原和)が高校を卒業したあとは、てっきり大学に進学するものだとみんな思っていたら、家のことを考えて就職すると言い出す。

父・実(沢村一樹)に「親孝行にはまだ早い」と止められるも、「お父ちゃんだって出稼ぎに行って、そのせいで記憶をなくすような事件に巻き込まれたのに……」とちよ子が言い出し、ちょっと深刻なシーンに。

 

でも、記憶をなくしたお父ちゃんが「(そんなこと言われたって)覚えてない」と言って笑い出したことで、みんなもつられて笑ってしまう。

 

そして夕飯を家族一同(宗男(峯田和伸)も滋子(山崎静代)も一緒に)集まって食べているところ、時子(佐久間由衣)のスキャンダルが週刊誌に載ったもので、落ち着かなくて来たと君子(羽田美智子)たち助川家の3人が谷田部家に押しかけてくる。

程なくして、スキャンダルのせいで実家に戻ってきた時子も谷田部家へ合流。

 

共演者に訛りをバカにされてちょっと小突いただけなのに、話を大きくされスキャンダルになったことや、マネージャーから訛りが抜けなくなるから母親と電話で話すことも嫌な顔をされるというエピソードを話す時子。

 

それを聞いて、「もう今から訛らないで話す」と言い出す君子。

便乗する谷田部家。

そこへ、思いっきり訛りまくって次郎(松尾諭)が谷田部家へ遊びにきて、おじいちゃん(古谷一行)が「お前の顔が訛ってる」なんて言うもんだから、またみんなで笑っちゃって大団円。

 

よくよく考えてみると『ひよっこ』ってシリアスになりそうな瞬間をするっとすり抜けて前向きなシーンになるところが多い。

 

なんかこれってどこかで観たことあるな……。

と思っていたら、同じ岡田惠和さんが脚本を担当した『最後から二番目の恋』に似てる。

 

『最後から二番目の恋』の場合は、真平(坂口憲二)が生死に関わるような持病を持っているけれど、まわりのみんなとの、いざこざもありつつ笑っちゃう日々のおかげ(?)で、いつの間にか体調が安定していた。

そして主人公の千明(小泉今日子)だって、ドラマの制作でストレスフルだし、プライベートでも落ち込むことがちらほらある。でも、長倉家に思ったことを遠慮なく言って、怒ったり笑ったりしているうちに悩んでいたことなんてどうでもよくなっちゃって乗り越えてる。

 

だから、『ひよっこ』も『最後から二番目の恋』も言いたいことは、「ひょっこりひょうたん島」の歌詞じゃないけど、「泣くのはいやだ笑っちゃおう」ってことだったのかも?

 

つかの間だった『ひよっこ』の空気を味わえるのもあと1話。

好評だったら、『ひよっこ3』もあったり?(母になったみね子を見たいし)