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おもしろくなってきた?と思ったけど主人公・氷見(竹内結子)の共感度がやっぱり低い『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』9話

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『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』9話。

 

主人公への共感度が低いと思いつつ、一応チェックしていたこのドラマ。

 

以前書いた記事はこちら

 

いよいよクライマックスに突入し、前々からチラチラと小出しに登場していた、氷見(竹内結子)と政治家・吾妻(山本耕史)の関係と、氷見が殺人に関わってた?問題がようやく本格的に描かれるよう。

 

与田(水川あさみ)が前回、クライアントを利用して吾妻に協力してると、氷見を糾弾してから彼女は鈴木法律事務所を辞め、それと同時に、吾妻と氷見の不倫疑惑が報じられる。

 

そしてこのスキャンダルを潰すよう吾妻から頼まれたのが鈴木法律事務所。氷見がいないので、与田がリーダーとなって情報操作をし、氷見の評価を落とすよう仕向けることで吾妻を守る。

 

一方氷見は、動画配信サービスを活用し、不倫報道と同時に流れた吾妻の政治資金のスキャンダルも否定するが、火に油。

 

そして氷見がもしかしたら5年前に殺人事件に関わっていたかもしれない……という情報まで世に出てしまい、夜道で氷見が男に殴られるという事件にまで発展。

 

大ピンチの氷見だけど、来週、ようやく吾妻と対峙し、殺人事件の件などの真相が明らかになりそう(ついでに氷見の名誉も回復する?)な感じ。

 

でも、最初から素性をあまり明かさない、各々の事件の作戦は結局氷見が陰で操作していた通りになるし、しかももしかしたらその作戦やクライアントを利用して、吾妻に何らかの協力してるかもしれないし、それ以上に殺人容疑がかかった過去さえも隠していて、ミステリアスが過ぎる氷見。

 

だから与田ちゃんが氷見のことを疑いはじめて、吾妻から依頼されたのをいいことにこれでもかっていうくらい氷見さんのいやーなところをつついて、徹底的に情報操作していくのは共感できるし、痛快。

 

ただ、すべての真相が明らかにされる最終回。

殺人事件など、氷見と吾妻の間に起こった5年前の出来事の内容次第では氷見への共感度が上がる可能性はとても高い。

 

けど、誰に共感したらいいのかわかりにくいドラマだったので、もうここまで来たら、主人公なのに憎まれたまま終わってほしいと思ってしまうのは、ちょっと意地悪かな……?