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徳重聡の「ゲス議員」役の怪演がいいスパイスになっていた『トレース~科捜研の男~』7話

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『トレース~科捜研の男~』7話。

 

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6話の件があって、やっと真野(錦戸亮)が追っていた過去の事件が明らかになるか……と思いきや、結局、6話ラストでわかった「死んだ姉の妊娠話」に進展はなく。

 

だからメインのストーリーは、死亡事故を起こした車に都議会議員の伊集院(徳重聡)が乗っていた事件について。

自分は運転しておらず、秘書が運転していたと伊集院も秘書本人も主張するものの不審な点が多く、なぜか虎丸(船越英一郎)も駆り出され、真野とノンナも関わることに。

それにプラスして、ノンナ(新木優子)たちが、合コン帰りに男たちに襲われてた女性を救った後日、その場にいた合コン参加者の英里(岡崎紗絵)たちとノンナが黒ずくめの男に次々襲われる事件も調査することになる。

この一見別々のように見えていた事件が最後うまくリンクしていく様は観ていて爽快だった!

 

そして今回一番見所だったと感じたのは、世間的には超好感度高いのに、実は秘書にはパワハラしまくり、不倫しまくり、それにもっとヤバいことに手を染めていたことも発覚するという裏の顔を持つゲス議員だった伊集院を演じてた徳重聡さんの怪演。

 

めちゃくちゃウソくさい笑顔はするし、愛人のとあるミスに激怒して怒号をあげるし、秘書には目で圧をかけるし、罪をかばってくれた秘書の発言に、誰にも見られないようにニヤッとした笑みを浮かべるし……。

 

徳重さん、私の中ではまだまだ「裕次郎を探せオーディション」のさわやかなイメージしかなかったよ……。

 

そして、私が見落としてたのだけど『下町ロケット』でも怪演が話題になっていたのね!

ってことは、これをきっかけにこの議員役に抜擢だったのかしら?

 

今までイケメン・さわやかな印象が強かったけど、二度もアクが強い役をやってるということは、今後そういう役柄が多くまわってきそう。

これからも演技力がないとできないような、一筋縄にはいかないどぎついキャラクターを徳重さんが演じるのを期待してしまう。

 

それほど、彼が演じた伊集院は好演だったし、私が好きな「2つ別々に起きているように見えるものがひとつにつながる」って話でもあったし、真野の事件の謎はおあずけくらったけど、今回の『トレース』はおもしろかった。