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映画『後妻業の女』とドラマ『後妻業』を比べてみた

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映画『後妻業の女』とドラマ『後妻業』はどう違うのか気になったので、観てみた。

 

後妻業の女

後妻業の女

 

 

 

ちなみに原作はこちら。

 

後妻業 (文春文庫)

後妻業 (文春文庫)

 

 

細かい設定は変更あるけど、

柏木の結婚相談所がきっかけで小夜子と耕造が結婚。一緒に外出中に倒れて、死ぬかと思ったらまだ生きていて、耕造の娘たちと対決するところまでは同じ。

小夜子が耕造にトドメを刺す?ところでドラマ1話は終わっていたけど、映画ではここまでが最初から20分くらい。

 

仲間の瀬川英子(余貴美子)が映画では小夜子の味方だったけど、ドラマででてくる瀬川(とよた真帆)が敵なのか味方なのかはまだ謎。

 

映画では金庫を開けた鍵師が泉谷しげるで、ドラマではまさかのその金庫を開けられちゃう耕造役を泉谷しげるがやってるという。

ドラマ版のキャスティングの仕方が絶妙!

 

それから耕造の娘の朋美と小夜子が映画では焼肉屋で取っ組み合いのケンカをしていたけれど、ドラマでは病院で会ったときから丁々発止の口ゲンカ。

映画の取っ組み合いも、女が揉み合ってるシーンってなかなかみないからおもしろかったけど、ドラマはお互い口減らずで言い合うから、これはこれでコミカルなシーンになってるのがおもしろい。

 

あとマル秘な役で映画には今旬の風間俊介くんが!『ZIP』とも『ダスキン』のCMとも違うヘタレなチンピラキャラだったので、ちょっと驚き。

 

映画は小夜子のこれまでの後妻業の詳細が徐々に明らかにされて、途中、ミステリータッチになるんだけど、結局、最後は主要キャラが欲に眩んだ化かし合いをしていくことになるので、やっぱりミステリーではないんだな、と。

それに、小夜子の過去はどうでもよくて、欲のためならなんでもする小夜子の図々しいし、憎らしいところもあるのになぜか憎めないところに力を入れて描いている感じ。

 

一方、ドラマは序盤もいいところ。

柏木と小夜子の出会いや、小夜子が人を愛せなくなったのには何か訳があることをにおわせるシーンが出てきたので、映画に比べればもっと小夜子の過去を深掘りしていきそう。

果たして、これからどんな展開を迎えるのか。