『いだてん』のこれまでの時の流れを整理してみた
『いだてん』。
3話までみて、回を重ねるごとに話の速度は落ちてる気がするけど、でもちょっと話の時系列がわかりにくい。
まず話の構造を整理すると、古今亭志ん生(ビートたけし)の日常があって、彼が高座にかける小噺が金栗四三(中村勘九郎)のエピソードになっている。そしてそれと並行して、志ん生の若かりし頃・美濃部孝蔵時代のエピソードも語られる、というのが今のところ1話分の流れになっている。
で、時系列を整理すると、
まず志ん生の時代は
1話→昭和34年
2話、3話→昭和35年
四三は
1話→明治44年、オリンピック予選の運動会(マラソン)に出場。
2話→明治24年、誕生、5歳、10歳、明治38年に中学入学から海軍兵学校受験まで。
3話→明治42年、東京高等師範学校入学、上京。
孝蔵は
1話→明治42年、浅草でうらぶれた生活をしている(落語に興味ある感じ?)。
明治44年、車夫の清さん(峯田和伸)にオリンピック予選の運動会の新聞記事を見せられる。
2話→明治23年、誕生(2話)、11歳、(四三の中学時代と同時期か?)浅草周辺で遊んでいる中、初めて橘家円喬の落語を見る。
3話→明治42年、橘家円喬の落語にハマる。
ということは、主人公の四三の物語を時系列順に放送順序を並び替えると
2話→3話→4話→(5話?→6話?)→1話
になる。
け、結構複雑ですね……。
でも、この話、見返せば見返すほどおもしろいのね。この時系列を整理するためにざっと見直したけど、発見多かったわ。
1話で、四三がゴールしたとき嘉納治五郎が抱きとめたけど、これは、2話で描かれた「嘉納治五郎に抱っこされる」(しかも幼少期は叶わなかった)の伏線だったのかと思うと、胸熱。
やっぱり、宮藤さんおもしろいな。