歩いても歩いても海よりもまだ深く
『歩いても歩いても』
『海よりもまだ深く』
どっちの作品も好き。
『歩いても歩いても』は、
兄の命日の日に集まった
家族の一日を描き、
『海よりもまだ深く』は、
落ちぶれた小説家の主人公と
母、元妻、子供との関係を描く物語。
一見どちらも
家族がテーマの映画に見えるけど、
男のふがいなさと
女のしたたかさを
さり気なく、
でもいやらしく、
そして根深く
描いているのがたまらない。
だからこそ、
私はこの2作が好きなんだと
思う。
ちなみに
主人公の名前が良多で
阿部寛が演じているのと、
母がとし子(淑子)で
樹木希林が演じている
という共通点があった。
あと、どちらの作品も
姉の旦那役で
元・男闘呼組、高橋和也も
出てます。