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ラブかもしれないストーリーだった『僕らは奇跡でできている』

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『僕らは奇跡でできている』最終回。

 

「ものすごく大きな出来事が起きない」とはいっても、虹一と動物園に行ったことが騒動に発展したり、山田さん(戸田恵子)が実の母だとわかったり、波乱な出来事もあったこのドラマ。

 

とはいえ、それをオーバーに描くことなく、それらの出来事から一輝(高橋一生)が考え、紡ぎ出した言葉が人生訓のようでもあり、とても癒された。

 

最終回は一輝が大きな決断をするわけだけど、それにあたって歯医者の育実(榮倉奈々)に、山田さんを託す。

 

一輝のちょっと変わっているけど、その考えに触れ、まわりが変化していく様を描いていくドラマなので、決していわゆるラブストーリーにある恋愛展開は描いていなかった。

 

だから育実といい雰囲気なのは描いても、一輝は結局「水本先生はおもしろい」と結論づけてしまう。

 

とはいえ、最後には実の母でもある山田さんを育実に託しているわけで、惚れた腫れたのラブはないけど、信頼関係はあり、もしかしたら愛着のようなラブはあるのかもしれない。

 

別のドラマの触れ込みで「ラブかもしれないストーリー」とあったけど、このドラマのほうがもしかしたら「ラブかもしれないストーリー」に近い気がする。

 

結末はスケールが大きかった割に、駆け足な終わり方になってしまった感じが否めない。

 

一輝がそこまで達した過程とか、その後のストーリーが見てみたい。続編やらないかしら?

僕らは奇跡でできている (上) (扶桑社文庫)

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僕らは奇跡でできている (下) (扶桑社文庫)

僕らは奇跡でできている (下) (扶桑社文庫)